乳がんブログ

ある日突然、乳がんの告知を受けたわたしの記録。初めてのことだらけで不安なので、書き記して気持ちを落ち着けたいと思います。

入院まもなく

転移してるかの結果報告から、

色々一気に決まってすっかり時間が空いてしまった。

ここに吐き出す余裕もないまま、まもなく入院か…。

 

転移はなかった!

M R Iの画像を見せられている時、白いものがたくさん見えて、もう人生が終わったかと思ったけど、血管だと言われて心臓がおかしくなりそうになったよ。

セカンドオピニオンも受けて、転移はないとのこと。

でも、目に見える範囲では、という話で、抗がん剤が効かないと、やっぱりこの先の人生の長さはかなり変わるようだった。

でも、効くよ絶対!という言葉ももらえたし、わたしもそう信じてる。

何せわたしには、親孝行をするという宿題が山のように残っているのだから。

 

両親に会って入院のことをまずは報告。

抗がん剤治療で一泊2日、初めての入院。

コロナで誰も付き添えないし、一人で電車で行って、電車で帰宅になる模様。

 

家族がわらわらいるより良かったのかも?

きっとみんな余計に心配だし、小言も増えるだろうし…とプラスに捉えてみる。

いい部屋だといいな。

抗がん剤も最近はそこまで辛くないと、いろんな記事でも読んだし、きっと大丈夫!

がんが消えてくれたら嬉しい😊

あくまでポジティブ! 毎日笑う!

これからはこれが大事。

人生は突然短くなることもあるけど、笑顔を見せてる人でありたい。

 

まずは、後2日仕事をきっちり頑張ろう💪

 

 

これから診断

今日はついに転移検査の報告を受ける日。

どこにも転移してないことを祈りつつ、今できることを。

 

朝から歯医者に行き、虫歯がないかチェックしてもらう。

抗がん剤治療のときに虫歯があると良くないという書き込みを見たため。

無事、虫歯なしでクリーニングしてもらい終了。

 

午後3時の病院までまだ時間があるので、神社に去年のお札を納めに行く。

そして新しいお札をもらう祈祷。

初めて病気平療という項目を選んだ。

いつもは5000円のところ、一万円納めてみる。

こんな時だけ神頼み…自分でも呆れるから、神様も呆れているかもしれないけど、心の拠り所がないと、折れそう。

祈祷が終わり、いつもよりたくさんのお土産?をもらう。

重い…。

 

とりあえず病院の側までいき、カフェで待機。

ランチの味もあまりせず、今こうしている。

 

今日は兄が付き添ってくれることが、本当にありがたい。

兄弟がいて本当に本当によかった。

カフェで1人泣きそうになり、耐えるの繰り返し。

 

これから何が起こるのか怖いけど、苦しまず誰も苦しめず過ごしたい。

 

MRIつらい

昨日、MRIを受けてきた。

結論から言って、今のところ1番怖い検査!

造影剤がなければまだ我慢できたけど、本当辛かった。

病になるって本当にいろいろしんどい。

 

朝、病院に行き、診察着に。

MRIのお部屋に入ると、上着をはだけて、胸と顔に穴が空いたベッドにうつ伏せで寝るように言われる。

最初に点滴しないまま?と不安になるが、もしかしてた造影剤なしなのかも、と淡い期待を抱いてました。浅はかな自分。

 

ヘッドフォンをつけられて、ブザーを握らされ、何かあったら押すように言われる。

何かの度合いが分からず、恐怖でかちこちのまま診察スタート。

 

ガーガービービー!!!

ピーっ。

体がビクッとしてしまう。

甲高い音に変わったら、何故か目の下が痙攣を起こし始め、ブザーを押すべきか悩む。

これは精神的なものなのか、磁力のせいなのか?

背中もなんか熱くなってきた気がする。

でも、中断して、また別日になったら最悪だし、診察できないのも困るからがまん。

 

30分くらいしたら、中に人がきて、造影剤投入とのこと。

え、うつ伏せのまま、今から針を刺すの!?

無理無理無理。

と叫びたかったけど、動いてはいけないと言われ、そのまま腕を捻られる。

普段でも血管見えにくいのに、これはまずいと心臓が張り裂けそう。

思った通り、腕の折れ目では見つからないようで、手首のあたりを触り始めた。

そこは痛いと、昔の採血で知ってるやつ!!

アルコールを塗られ、容赦なく刺される。

 

あー!!!

細い血管がひくついているのがわかる。

 

そのまま、液体が流れてきて、また何かあったらブザーをと言われて、無人に。

程なくして、造影剤投入。

 

CTの時のように体が熱くなると思っていたら、全く違う現象が。

目が回り宇宙空間でグルグル回る自分の姿が。

あれ、これは、死ぬのか?

やばくないですか?

ブザー押すべき?

すごい勢いで目が回り、MRIの騒音が鳴り響き、考えがまとまらない。

 

でも、血管から無理やり何かが流れ込んでくる感覚で、ブザーを押すのをやめた。

だって、今中断して、またもう一度この体験をするのは、絶対にむり!

痛い怖い目がまわる。

これを一度で済ませることが何よりもベストと思い我慢。

 

5分くらいで撮影終わり。

いや、本当めちゃくちゃ頑張った。

2分後くらいから目がまわるのも治ったので、なんとかベッドから起き上がり、腕の痛みに驚く。

 

看護師さんに、点滴の刺したところがすごく痛いと伝えると、点滴をした先生が、止血テープを剥がして腕を見て一言。

 

液が漏れた様子もないし、腫れてもないし、大丈夫でしょ。

 

痛いというわたしの事実は関係ないのね。 大学病院ってみんな忙しくて冷たいな。

そのまま着替えて、帰されました。

お水飲むようにとかもなくて、CTの時の優しいお姉さんに会いたくなる。

 

その日1日中、腕が痛いし、何なら今日も痛い。

あざになってるし、手首の近くから点滴したから、血管が完全に負けたんでしょうね。

 

こんなことで、抗がん剤の点滴乗り切れるのかな。

血管弱すぎて、今後の治療が心配。

なってこった。また不安なこと増えてしまった。

 

あと1週間

1週間で最終診断結果と抗がん剤治療の説明。

抗がん剤治療のこと、少し調べてしまった。

めちゃくちゃこわい。

わたしは心臓がそんなに丈夫じゃないと思うので、耐えられるのか怖すぎる。

ちゃんと打つ前に心臓も調べてくれるみたいだけど、とにかくもう怖い。

息苦しさや熱が出でも怖い。

ひとりでベッドで救急車呼べずに死んでしまったらどうしよう。

 

あーやっぱり病気のことは調べない方がいい。

怖い怖い怖い。

 

最近、気持ちが落ち着いてきてたのに、また眠れなくなりそう。

何か奇跡が起きて、癌が嘘だったって誰かに言われたい。

泣いても仕方ないのに、また涙が出てくる。

弱すぎる自分にまた泣ける。

 

食欲と睡眠

MRIまでまだ1週間。

こんなに時間が空いて、大丈夫なのかな。

早く治療をスタートさせないと良くないのでは?

素人的な気持ちでモヤモヤするけど、早くしなければいけなければ先生もきっとしてるよね?

流石にやばかったら、放置しないよね?

と言い聞かせて毎日を過ごす。

不安で眠れないし食欲もない。

そろそろウィッグやら帽子やら用意しなきゃだよね。

シャンプーも変えた方がいいかな。

髪も切りに行かないと…。

でも、手につかない。

どれだけ悪いのか、最終診断が出るまで動きたくない。

 

食欲も睡眠も上手に取れない。

しんどいなぁ。

子供の頃からがよいの子は、本当に偉いんだなと思う。

にわかに大病にかかり、弱い精神がついていけない。

 

乗り越えられるよね。

1年後には笑い話になってるよね。

CTと造影剤

日曜日に、兄にも正式に伝える。

普段疎遠で不義理なわたしに、とても親身に話を聞いてくれた。

感謝と心強さで頭が上がらない。

結局、最後は自分だから、気を強く持て。

と言ってくれた言葉を胸に刻み込む。

気の弱いわたしにどこまでできるかわからないけど、頑張りたい。

 

そして月曜日の朝にCT撮影に行ってきた。

先生にこの日程を言われたとき、CTとMRIでも注射があると聞かされていたので、心算はあった。

優しい看護師さんが担当してくれて、点滴も寝て打ってくれて気持ちが少し楽になる。

いざCTへ。

 

腕をバンザイするだけで、点滴が怖すぎてロボットみたいになり大変。

今後、点滴はかなりしょっちゅうお世話になると思うのだが、慣れる日がくるのだろうか。

造影剤がまた怖かった。

アレルギー反応もだけど、入れるときに稀に激痛がみたいな説明で、泣きそうな顔で看護師さんに縋り付く。

飲み薬でなんとかならないのか!

投入しまーす。の掛け声とともに、熱を持つ小さな虫が数万匹、全身を駆け巡ってくるみたいな感覚に。

あーーーー!!!

と叫びたくなるが、とにかくおとなしくして早く終わらせたいから、過呼吸気味になりつつ、頑張って息を止める。

怖い怖い怖い。

何という技術なんでしょう。

この薬を成立させるために、どんだけ恐ろしい実験が繰り返されたんだ?と妄想してしまう。

実際は、体に悪くもないようですが…。

 

何とか乗り切り、点滴の針を抜いて終了。

MRIの時も、こんな感じで優しい看護師さんと痛みのない点滴だといいな。

 

そして今、全身が軽く筋肉痛?

痛みがあると、すぐに悪い方へ考えてしまう。

でもきっと緊張で体が強張ったせいで、今痛くなってるだけだと思う。

そうに決まってる。

なのに心が弱くてこんな時間に目が覚めて眠れない。

睡眠薬、処方してもらうことを真剣に考えておこう。

美味しいものを食べておく

なるべく検索したくないけど、どうしても見てしまいたくなるから恐ろしい。

抗がん剤治療について調べてみた。

わたしが好きなものは、もう食べたくなくなるのか、食べられないのか、とにかく人生から失われるみたいだ。

手始めに海鮮を食べておこうと思い、友人を誘い築地のお寿司屋さんへ。

すごく美味しいような気もするし、そうでないような気もする。

精神的に不安があるから、味がしないような、するような?

あと、左腕が痺れてきていた…。

それが気になりお寿司に集中できず。

転移してるのかな。

考えたくないけど。

月曜日にCT検査がある。

そのあと、時間が空いて約2週間後にMRI

早く検査した方がいいのかな。

でも、その数週間で、転移してなかったものが転移したりとかするような次元でもないという気もしている。

早く最後通告してほしいけど、知りたくないような気もある。

全身に問題がある場合、痛みがこの後続くのかな。

考えてはダメだ。

 

抗がん剤治療で、全身の癌が消えるみたいな、奇跡の人になれたらいいのに。

両親を悲しませている自分の存在が1番辛い。