CTと造影剤
日曜日に、兄にも正式に伝える。
普段疎遠で不義理なわたしに、とても親身に話を聞いてくれた。
感謝と心強さで頭が上がらない。
結局、最後は自分だから、気を強く持て。
と言ってくれた言葉を胸に刻み込む。
気の弱いわたしにどこまでできるかわからないけど、頑張りたい。
そして月曜日の朝にCT撮影に行ってきた。
先生にこの日程を言われたとき、CTとMRIでも注射があると聞かされていたので、心算はあった。
優しい看護師さんが担当してくれて、点滴も寝て打ってくれて気持ちが少し楽になる。
いざCTへ。
腕をバンザイするだけで、点滴が怖すぎてロボットみたいになり大変。
今後、点滴はかなりしょっちゅうお世話になると思うのだが、慣れる日がくるのだろうか。
造影剤がまた怖かった。
アレルギー反応もだけど、入れるときに稀に激痛がみたいな説明で、泣きそうな顔で看護師さんに縋り付く。
飲み薬でなんとかならないのか!
投入しまーす。の掛け声とともに、熱を持つ小さな虫が数万匹、全身を駆け巡ってくるみたいな感覚に。
あーーーー!!!
と叫びたくなるが、とにかくおとなしくして早く終わらせたいから、過呼吸気味になりつつ、頑張って息を止める。
怖い怖い怖い。
何という技術なんでしょう。
この薬を成立させるために、どんだけ恐ろしい実験が繰り返されたんだ?と妄想してしまう。
実際は、体に悪くもないようですが…。
何とか乗り切り、点滴の針を抜いて終了。
MRIの時も、こんな感じで優しい看護師さんと痛みのない点滴だといいな。
そして今、全身が軽く筋肉痛?
痛みがあると、すぐに悪い方へ考えてしまう。
でもきっと緊張で体が強張ったせいで、今痛くなってるだけだと思う。
そうに決まってる。
なのに心が弱くてこんな時間に目が覚めて眠れない。
睡眠薬、処方してもらうことを真剣に考えておこう。